機械部品



30 11月 13

今日は岡山市にある「ナカシマメディカル株式会社」を紹介します。

このナカシマメディカル株式会社は元々船舶用プロペラでは世界トップのシェアをもつナカシマプロペラ株式会社のメディカル事業部でした。このプロペラ加工技術を応用して人工関節を製造していたのです。2008年9月の分社化しました。

ところでみなさん、人工関節をご存知ですか?

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人工関節は変形性関節症や関節リウマチ等により変形もしくは破壊された関節に本来の機能を再獲得させる目的で使用する人工材料です。変形した部位を人工関節に置き換えることで痛みが除去され、日常生活での活動性が高まり、生活の質の向上につながることが期待されます。

そう言われてもあまり馴染みはないかもしれませんが、実はこの人工関節、高齢化が進む日本において需要が高まりつつあります。しかし、国内市場のほとんどは欧米など外国製品なのです。

よく考えてみてください、日本人と欧米の人々の体格や生活様式、大分違うと思いませんか?やはり外国製は日本人の骨格や生活様式に適さない事もあるのです。

何でも「Made in Japan」なのに、この人工関節だけ外国製とは・・・

 

そこでナカシマメディカルでは日本人の骨格や生活様式に即した人工関節の開発し、安心して誰もが使える人工関節の製造が行われています。

様々な分野の優れた研究成果を人工関節などの製品として世界に発信できるよう、多くの大学や地域と連携することで相乗効果を生み、効果的に研究開発が行われています。

ナカシマメディカルの人工関節は日本人の関節に適したサイズ展開がされており、患者一人一人のの骨状態に応じてさまざまな製品を選択できるのです。

もちろん、一度入れた人工関節をそう簡単に交換することはできないので、耐久性にすぐれた物が開発されています。

 

また、人工関節以外に骨接合材料も製造されています。これは骨折や脱臼、外反母趾になった骨を一時的に接合する金属製のプレート、スクリュー、髄内釘などのことです。

 

お世話になりたくはありませんが、もしもの時のために、ナカシマメディカルにはさらに素晴らしい製品を開発して欲しいものです。


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19 11月 13

町工場の多い東大阪で1974年に創業した「ハードロック工業株式会社」を紹介します。

名前だけではちょっと何の企業か想像がつきにくいですよね。ここは緩み止めナットのトップメーカーなのです。

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ナットはみなさんご存知ですか?ボルトなどとセットで用いる、一般に六角柱の形をした六角ナット有名ですよね。

ボルトやナットってどうしても緩んできませんか?この緩みこそが事故につながるのです。ボルトの折損事故の主要因は、ねじの締め付け力が低下することで、ボルトの寿命を縮めてしまい、疲労破壊に繋がることでした。そのため、ねじ緩みを防止しなければならないのです。世の中に絶対はないのですが、でも絶対に緩まないナットが必要なのです!研究開発が進められ、ハードロック工業株式会社は緩まないナットの代表的製品として知られる「ハードロックナット」が誕生したのです。

このナットが阪神電鉄のレール固定に採用されたのをきっかけに、多数の企業で採用されるようになり、シェアを上げています。

最近では、バンクーバーオリンピックのボブスレー日本代表チームが使用するそり、また2012年5月22日に開業した東京スカイツリーにも、同社のナットが採用されているのです。

もちろん日本国内だけではなく、様々なねじ緩み試験で最高の評価をされ、世界中の企業で採用されています。

直接我々の生活でハードロックナットを使用することはありません。また、従業員49名と決して大きな企業ではありません。しかし、今こうして安全で安心した生活を送ることができるのは、この企業の取り組みがあるからなのです。

同じ東大阪の会社で→ パイプ加工の辰己屋金属工業-ハステロイ・インコネルも加工

 

 


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